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     11・5 東京

    トランプ来日阻止!

           戒厳態勢打ち破り新宿デモたたかう


 
 十一月五日、「安倍とトランプは戦争と差別を撒き散らすな!トランプ・安倍の戦争会談反対! 11・5新宿デモ」がトランプ・安倍戦争会談反対!新宿共同デモ実行委員会の主催でたたかわれた。
 米大統領トランプは、十一月五日から十四日にかけて日本・韓国・中国・ベトナム・フィリピンを訪問した。トランプ大統領のはじめてのアジア歴訪として、戦争危機にある朝鮮半島情勢への対応や「アメリカン・ファースト」政策の一環としてアメリカとアジアの貿易不均衡の是正要求など、トランプ政権のアジア政策の全体が明らかになる歴訪として注目された。
 アジア歴訪の中で、各国首脳との首脳会談やベトナムでのAPEC首脳会議、フィリピンでのASEAN関連首脳会議など一連の会議に参加した。
 「トランプ・安倍戦争会談反対! 11・5新宿共同デモ実行委員会」は、このトランプアジア歴訪が、まず何よりも朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)に対する戦争態勢を強化し、さらなる戦争重圧をかけるためのものであると批判し、トランプ―安倍の戦争会談反対! 経済制裁をやめろ! を掲げ、東京において労働者人民・左派勢力が総結集する集会とデモに立ち上がった。
 デモ出発地点の新宿・柏木公園には二百五十名の仲間が結集した。史上最大規模の警官を動員した首都戒厳態勢を突破し、排外主義右翼の敵対をはねかえして集会とデモはたたかいぬかれた。結集した仲間の中には、滞日アメリカ・イタリア・ブラジルの人々も含まれ、トランプの差別と戦争に対する国際的な怒りが広がっていることを実感させた。
 同時に、アメリカ・韓国やフィリピン人民との反帝国際共同闘争として11・5新宿デモはたたかわれた。アジア共同行動日本連は、韓国・台湾・フィリピン・インドネシアの各国・地域の労働者人民と共同で、共同声明「アジア太平洋地域の民衆はトランプのアジア歴訪とたたかう!」を作り、配布した。また、集会・デモにはアメリカ・ANSWER連合とフィリピン・新民族主義者同盟(BAYAN)からの連帯メッセージが寄せられた。
 午後五時すぎ、司会のあいさつで集会が開始された。主催者あいさつでは、韓国でも反トランプの抗議行動がたたかわれていることが紹介され、集会・デモをたたかいぬこうと呼びかけた。
 つづいて、結集した諸団体から、発言がおこなわれた。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、地域共闘交流会、争議団連絡会議、直接行動と次々と新宿デモをたたかいぬく決意が明らかにされた。
 集会の最後に参加者全員によるシュプレヒコールをあげ、デモ行進に打って出た。途中、「日の丸」と星条旗を掲げた排外主義右翼が、聞くに堪えない罵詈雑言で敵対してきたが、毅然としたデモ隊列で跳ね返した。反トランプ、反安倍を訴えるデモ行進は、沿道の労働者人民から注目をあびた。特筆すべきは、欧米からの旅行者もしくは滞日者が、沿道からデモ隊列に声援を送っていたことだ。反トランプは、国際社会の労働者人民にとって共通したたたかいであることを実感した。
 花園公園までのデモ行進を貫徹し、集約集会をおこない、この日の行動は貫徹された。

 

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