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     9・18 東京

   さようなら原発・さようなら戦争

   
9500人の集会・デモ


   
 九月十八日午後より、代々木公園野外ステージにおいて、「ともに生きる未来を! さようなら原発 さようなら戦争全国集会」が開催された。主催は「『さようなら原発』一千万人署名 市民の会」。協力は「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」(総がかり行動実)。
 当日は台風一過で三十度を上回る猛暑日となった中での取り組みとなった。午前十一時より、代々木公園の通称「けやき並木」沿いにブースが多数出店され、脱原発グッズや食品などの販売が行われた。昼過ぎからは、野外ステージとけやき並木ステージの二か所において、歌や演奏などのライブやアピールが行われた。
 十二時三十分より、野外ステージでの集会が開始された。司会は俳優の木内みどりさん。
 開会あいさつに立った作家の落合恵子さんは「九月十一日、経産省前で一名が都条例違反容疑で逮捕された。その前には沖縄で山城さんが五か月もの間逮捕・勾留されている。これは私たち市民に対する脅迫だ。安倍政権は北朝鮮(ママ)のミサイルの危機を煽りまくり、その結果来年度の防衛予算は過去最大となった。私たちは戦争準備を進める安倍政権にいいかげん終わりを告げなければならない。私たちは『あんな人たち(=安倍政権)』に負けるわけにはいかないのだ」と語った。
 次に福島原発刑事訴訟支援団団長の佐藤和良さんが、多くの福島の避難者らとともに登壇した。「以前に日本国憲法は福島県の手前で立ち止まると言ったが、今では政府により全国で憲法を蹂躙する行為が行われている。いまだ福島原発事故の責任を取った人は誰もいない。法治国家でこんなことが許されるはずがない。東電勝俣会長ら三人が強制起訴されて以降、本年六月三十日から裁判が開始された。今後の裁判に注目・支援を」と語った。
 さらに原発賠償関西訴訟原告代表として関西地方に自主避難している森松明希子さん、原水爆禁止佐賀県協議会会長の徳光清孝さんなどがアピールを行った。
 次にカンパアピールと、パギやんさんがステージに立ち歌を披露した。
 つづいて総がかり行動実共同代表の福山真劫さんが発言に立ち「明日で戦争法強行採決から二か年になる。国会前に結集し戦争法廃止の声をあげよう。安倍九条改憲阻止のため三千万人署名運動を展開しよう。十一月三日には国会を包囲しよう。沖縄に連帯し十月四日の日比谷野音の大集会に結集しよう」と語った。
 沖縄平和運動センター議長の山城博治さんは「安倍は姑息にも国会解散によって人々からの追及から逃れようとしている。皆さん、今こそ怒りを解き放とう。共和国の脅威を煽ることにより政権の延命をはかろうとする安倍を許すな。沖縄は安倍の圧制にさらされながらたたかい続けている。今こそたちあがろう」と語った。山城さんの激烈な発言に対しては参加者からひときわ大きな拍手や声援が送られた。発言の後、山城さんの先導によって「今こそたちあがろう」「座り込めここへ」が参加者全体で合唱された。
 ルポライターの鎌田慧さんからの閉会あいさつにつづいて、最後に、再度山城さんの先導で、参加者全体が腕を組み「We Shall Overcome」を大合唱して集会は終了した。
 午後三時より、クロージングの歌として登壇したPANTAさん、パギやんさんの歌声に送られながら、集会参加者は渋谷駅周辺を練り歩くデモに順次出発した。神宮通り公園で流れ解散となりこの日の行動は終了した。

 

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