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   市東さんの農地法裁判上告棄却弾劾!

     
農地強奪強制執行絶対阻止
       



 最高裁第三小法廷―大谷剛彦裁判長は十月二十五日、市東さんの農地法裁判で上告棄却を決定した。
 昨年六月の東京高裁小林の農地強奪判決に対して、市東さんが上告を申し立てて一年、大谷裁判長は、民事訴訟法第三百十二条(上告理由)に「規定する事由に該当しない」という理由だけで、上告を棄却し、上告審として受理しないことを決定した。たった二枚の決定書面を送達してきただけだ。大谷を筆頭とする最高裁第三小法廷の五人の裁判官は、全員一致でこの反動決定を行なった。
 農地と建物の明け渡しを市東孝雄さんに命ずる千葉地裁多見谷、東京高裁小林の農地強奪判決は、農民として生きることを否定する判決である。市東さん自身が「農民の私に対する死刑判決だ」と断じている。
 最高裁―大谷は、高裁判決を吟味することなく、門前払いの決定書を送りつけてきた。成田空港会社の隠然たる違法な農地取得、成田農業委員会、千葉県農業会議、千葉県知事まで巻き込んだ農地の空港用地への転用、農民としての権利の否定という権力犯罪に対して、最高裁は上告審を門前払いすることで荷担したのである。
 司法権力総体が全面荷担した農地強奪=成田空港建設強行の攻撃を、満腔の怒りをこめて弾劾する!
 市東さんと反対同盟、弁護団は十月二十七日、記者会見を行なった。反対同盟と弁護団は弾劾声明を発表した(反対同盟の声明は二面に掲載)。
 市東孝雄さんは、怒りと決意を次のように語った。「どんな判決が出ようとここで頑張っていく。もし、空港会社が農地に手を出すなら、一丸となって体を張ってたたかう。そういう決意でいます。これからまだ、耕作権裁判があります。それに取り組みながら、これから今まで以上に、いろいろな形で農地を守るための働きかけをやっていきたい。『この地で生きていく』、それが自分のスタンスだし、生き方ですので、これからも貫きたいと思っています」。
 空港会社と千葉地裁、千葉県警による農地強奪の強制執行を、反対同盟とわれわれは絶対に認めない。一九六六年の閣議決定以来一貫した国策空港建設―三里塚軍事空港建設は、農民が農民として生きることを今も否定し続けているのだ。農地強奪攻撃に対しては実力で粉砕するのみである。
 農地強奪阻止の決戦に断固立ち上がろう!



 

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