共産主義者同盟(統一委員会)






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   『共産主義』20号を発刊

    


 共産主義者同盟(統一委員会)の政治理論誌『共産主義』20号を送り届ける。
 簡単に内容を紹介しておきたい。今号は六本の論文を掲載している。
 巻頭の安倍政権批判論文は、安倍政権の右翼ナショナリストとしての性格を徹底して暴いたものだ。安倍政権打倒闘争の有力な武器として活用していただきたい。二番目に掲載したものは、世界情勢に関する論文である。論文では、ウクライナ問題などを現代帝国主義の支配の危機という視点からとらえ、歴史的根拠にまでさかのぼって現代世界の基本構造を分析しようとしている。
 青年論文は非常にタイムリーな論考である。現代日本の青年がおかれている過酷な現実を明らかにしようとする姿勢は鮮明だ。ここから脱却する道はどこにあるのかについて議論も広く行なわれているが、この論文はそこに投じられた一石である。つづいて「中国社会主義建設で問われたもの」と題する西村論文を掲載した。現代中国の資本主義化と政治体制の腐敗の現実がどこから来るのかという誰もが興味を持つ問題について、独自の立場から主体的に迫ろうとする意欲作である。このなかでは中国の文化大革命の総括が、欠くべからざるものとして取り上げられている。
 スターリン主義批判に関する論文では、スターリン主義の誤りが簡潔に示されている。その誤りの指摘もさることながら、ここで同時に重視されているのは、現在という時点において、スターリン主義批判をわれわれはなぜ問題にせねばならないのかという問題である。この点について基本的姿勢が提示されている。スターリン主義批判は、もはや終わった問題ではないということである。最後に「米日帝国主義による被爆実態の隠蔽」と題した論文を掲載した。広島への原爆投下後の悲惨な被爆実態の隠蔽が米日政府によっていかに行なわれたかが、事実を丹念に調べ上げて明らかにされている。広島での出来事は、現在の福島原発事故での被曝隠しにつながっている。こういう視点こそ必要である。
 いずれの論文も、現在の諸闘争を発展させるうえで有意義な問題提起となっている。ぜひ『共産主義』20号を手にとって、一読していただくことをお願いしたい。


 

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