共産主義者同盟(統一委員会)
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■小泉政権の戦争・生活破壊・格差拡大の攻撃と闘い、革命的労働者党の建設を前進させよう/7・9共産同政治集会に結集を 全国のたたかう労働者人民のみなさん。私たち共産主義者同盟(統一委員会)は、きたる七月九日、同盟主催の政治集会を東京・京都・北九州の三ヵ所において開催します。この集会は私たちが〇四年四月に共産主義者同盟(戦旗派)と共産主義者同盟(全国委員会)という二つの組織を統合して新たな党建設を開始してから、二度目となる政治集会です。多くのみなさんがこの集会に結集し、労働者階級・被抑圧人民の解放闘争と、革命的労働者党建設の前進にむけて、ともに立ちあがるよう訴えます。 ●戦争と改憲の道を突進する日帝 私たちはこの集会を通じて、まず何よりも日本帝国主義・小泉政権の暴虐にたいする全人民的な闘争を前進させていくことをめざします。昨年の総選挙における自民圧勝を背景にして、小泉政権による強権的な攻撃がうちつづいています。米帝・ブッシュ政権の世界戦略、米軍の世界的再編(GPR)と結びついて、日帝・小泉政権は戦後史を塗りかえる攻撃を激化させています。本年五月一日の日米安保協(2+2)の最終合意に盛り込まれた内容は、そのひとつの端的なあらわれです。勝手な「合意」をふりかざしながら沖縄・岩国・座間をはじめとする全国の軍事基地の強化が強権的に推進されています。そしてこうした日米安保再編・強化に対応して、改憲、教育基本法改悪、共謀罪新設など「戦争を遂行する国家・社会づくり」をめざす策謀がごり押しされようとしています。戦後六十年をへて、いまや日本は他国の人民を抑圧し侵略反革命戦争をしかけていく道にのりだそうとしているのです。このような動きを絶対に許してはなりません。全世界の、とりわけアジア各地の労働者人民との国際連帯をもって、戦争と改憲への道を阻止していこうではありませんか。 ●「格差拡大」に居直る小泉政権 戦争策動にたいするたたかいは、日本の労働者階級の闘争の前進とかたく結びつけられなければなりません。とくに階級的労働運動の前進をかちとっていくことは急務です。新自由主義・小泉「構造改革」のもとでリストラと労働者の権利剥奪がすすみ、膨大な不安定雇用労働者が生み出されています。いまや労働者の三人に一人が、非正規雇用という状況です。大企業・独占資本が過去最高水準の高利益をあげる他方で、福祉切り捨てが進み、労働者大衆の生活が脅かされ破壊されています。そしてその結果、貧富の格差が拡大しつづけています。これにたいして小泉は許しがたいことに国会で、「格差が出るのは別に悪いこととは思っておりません」と答弁しています。貧しいものは滅びよ、弱いものは野垂れ死ねといわんばかりの態度です。このいわゆる「格差拡大」という事態は、日本社会もまた階級社会にほかならず、まさにその弱肉強食的性格が否定しがたく露呈し始めたことを意味します。大企業ばかりが肥え太り、この社会の本当の主人公である労働者・被抑圧人民が生存権すら保障されなくなっていくという事態は、資本主義という経済・社会システムの命脈がもはや尽きはじめていることを意味しています。搾取の強化、格差拡大と貧困化にたいして階級的労働運動の前進をもって反撃していかなければなりません。そしてそのたたかいのなかで、労働者階級を社会変革の主体へと形成していくことが問われています。階級的労働運動の前進とともに、沖縄、三里塚、北富士などにおける反戦闘争、部落民、障害者、女性、被爆者など被抑圧人民・被差別大衆の自己解放闘争の前進、あるいは次の時代の社会と闘争をになう学生・青年運動の発展をかちとっていくことも日本階級闘争の発展にとって不可欠です。 ●大成功した釜山・香港での共同闘争 資本主義の現代的発展そのものであるグローバリゼーションは、飢餓・貧困・抑圧・戦争・環境破壊などの矛盾を世界的な規模で拡大しています。そしてこの対極に、帝国主義の世界支配に抵抗する反帝民族解放闘争・国際反戦闘争・反グローバリゼーション闘争があらたな社会と世界を求めて噴出しています。またボリビアなど中南米における反米政権の相次ぐ誕生、米国の移民労働者・家族による巨万の5・1全米ボイコット運動の高揚、フランスにおける新自由主義的雇用政策CPE(初期雇用契約)を粉砕した学生・労働者の闘争の勝利など、時代を画するような人民の闘争があいついでいます。私たちもまたこうした国際的な闘争の一翼に参加し、それを発展させていくためにたたかうべきです。昨年、私たちは十一月釜山APEC、十二月香港WTOに反対する共同闘争に参加し、その成功のために力をつくしました。この二つの闘争は、アジアにおける国際共同闘争の新しい一ページを切り開きました。この地平を後退させることなく、反帝・反グローバリゼーション闘争のさらなる発展のために奮闘しましょう。 ●労働者階級の未来をきりひらこう 共産同政治集会を通じて私たちは、国際主義的で階級的な内実をもつ革命的労働者党の建設をさらに前進させていきたいと思います。労働者人民の不満の高まり、この社会に代わる別の社会の希求の高まり、そして国家権力の治安管理弾圧体制の強化のなかで、ふたたび本格的に党の建設が問われる時代を迎えています。全国のたたかう労働者・学生・活動家のみなさん。共産同(統一委)に結集し、帝国主義・資本主義打倒―労働者階級解放の大道を、私たちとともに切り開きましょう。 |
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